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結婚前からパートナーと考えておきたい保険のハナシ

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結婚を考えはじめると、将来に住みたい場所や子どものこと、働き方などについて、パートナーと話す機会が増えてくるものです。それぞれの夢や希望を語り合い、共感できる部分もあれば、意見が衝突する部分も出てきます。それでもお互いの価値観を知り、それまで漠然としていた将来像が少しずつ実現へ向かうことは素敵なことです。
この記事では、そんな結婚を考えるタイミングだからこそ、パートナーとともに考えたい「保険」について解説します。

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コラムサマリ

★この記事は約5分で読めます。

・2人の理想のライフプランを送るためにも、万が一に備えておくことが重要。

・もしものときに備えがないと、貯金を取り崩すなどして費用を賄う必要がある。

・保険に加入しておくことで、自分たちらしく生きる安心が得られる。

ご契約にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくお読みください。

ご不明な点等がある場合には、保険代理店までお問い合わせください。

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結婚を考え始めたら保険についても検討しよう

結婚を考えるということは、「将来を考える」ということでもあります。独身時代は自分自身の生活を優先するのが当たり前だったかもしれませんが、結婚をするとパートナーとお互いに支え合って、将来をともにしていくことになります。

2人の将来を考えるとき、必ず確認しておきたいのが「将来に起こりうるリスク」です。例えば、病気や死亡は、将来の家族の人生を大きく左右するリスクだといえます。仕事を全うすること、日々の生活に精一杯という方も多いかもしれませんが、将来を考えるタイミングだからこそ、自分たちに起こりうるリスクにどう備えるのか、考えておくとよいでしょう。

加入していないとどのようなリスクがある?

普段の生活のなかで、なかなかリスクについて考える機会はないかもしれません。特に、病気や生命のリスクについては、健康なうちはイメージが浮かびにくいものです。しかし、こうした心配事は思いもしないタイミングで、現実となることがあります。

そんな突然やってくる“万が一”に対して手軽に備えられるのが「保険」です。必要性は感じているものの後回しにしている方もいるかもしれませんが、じつは保険は若いうち、早いうちから検討したほうが、リスク対策の選択肢が広いケースが多いです。

たとえば、結婚後にがんをはじめ大きな病気を患うことになってしまった場合の経済的負担を考えてみましょう。2人で楽しむための旅行資金や住宅購入資金、老後資金などの貯蓄を取り崩すことになります。貯蓄で足りなければ生活の質が大きく低下するだけでなく、理想のライフプランを送れない可能性もあります。

病気になった場合の備えとして必要な資金の蓄えがあればよいのですが、若い世代ではなかなか難しく、貯蓄の目標額達成までは時間がかかりやすいのが現状です。思い描くライフプランを実現させるためのリスク対策として、保険は有効といえます。

困ったときに有効な保険ですが、もともとは「助け合い」の精神に基づいて発展した仕組みです。元気な人が少しずつお金(保険料)を出し合って、困っている人にまとまったお金(保険金)を渡すという考え方が根底にはあります。保険商品の種類などにもよりますが、基本的に「公平性」が前提であるため、健康上の問題がある場合や、リスクの高い人は加入しにくいと考えてよいでしょう。

また、妊娠がわかってからだと加入が不利になる場合もあります。たとえば出産の際、帝王切開など異常分娩となった場合は公的医療保険が適用でき、窓口負担は抑えられるものの、一方で入院日数が長くなり、総額では大きな出費となる可能性もあります。

具体的に加入を検討したい保険は?

保険の加入といっても、保険会社の数も多く、取り扱う保険商品も多種多様で迷うことでしょう。検討したい保険として、以下の3つが参考になります。

(1)医療保険

病気やケガに備える保険で、入院日数に応じて決められた給付額が受け取れます。女性特有の病気や三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)などが心配な方は特約を付加することで、手厚い保障が得られます。妊娠・出産だけでなく、貧血や甲状腺系の病気は女性特有と言われるため、安心に繋がるでしょう。

(2)がん保険

がん保険は、病気の中でも「がん」に特化した保険です。一般的な病気よりも治療費が高額になる場合も珍しくなく、がんにかかる心配を抱える方は多いものです。商品にもよりますが、がん保険は診断確定されたときに受け取れる「診断保険金」などで保障内容が構成されており、加入しておくことで、もしものときに治療に専念することができます。診断保険金は、通院のためのタクシー代やウィッグの購入など使い道を自由に決められることも魅力です。

(3)生命保険

もしもの死亡に備える保険です。結婚を考えるのなら家族の将来についても考えておきたいものです。不確定要素が多いため、明確な必要保障額は決められないかもしれませんが、若いうちであれば保険料負担が抑えられるため、貯蓄性のある保険で少しずつ「貯める」という選択肢も可能です。

保険は“自分たちらしく生きるための安心”をくれる

最後に、パートナーとの結婚を考えている美咲さん(仮名・28歳)のエピソードを紹介しましょう。

美咲さんは、これまで何となく「保険」に入った方がよいのかな、と思いつつ、日々の忙しさを理由に考えることを避けてきました。しかし、これからは自分ひとりの生活でなく、お互いに支え合って生きていくこと、家族のことを考えると「備え」の必要性を感じると話します。

また先日、友人のお母さまが乳がんで闘病中であることを知りショックを受けましたが、おしゃれなウィッグで外出する話は他人ごとでないかもしれないと思ったとのことでした。

結婚は、人生における大きなライフイベントです。すでに、独身時代から保険に加入している方も多いかもしれません。よい機会ととらえて、加入中の保険の保障内容などを見直すことをおすすめします。

選択肢は新しい保険に加入することだけでなく、必要な保障の過不足を確認することが大切です。起こりうるリスク対策として、必要十分な保険料となるようにチェックしてみましょう。

保険を“面倒なもの”と思わずに、人生をともにする2人が“自分たちらしく生きるための安心に繋がるもの”と捉えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

この記事の執筆協力

執筆者名

大竹麻佐子

 

執筆者プロフィール

証券会社、銀行、保険会社など金融機関での勤務を経て独立。相談·執筆·講師活動を展開。ひとりでも多くの人に、お金と向き合うことで、より豊かに自分らしく生きてほしい。ファイナンシャルプランナー(CFP©)ほか、相続診断士、整理収納アドバイザーとして、知識だけでない、さまざまな観点からのアドバイスとサポートが好評。2児の母。

募集文書管理番号
07E1-29A1-B22098-202209

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